ｽﾀｯｸﾁｬﾝアールティVer. β版　予約販売開始！

手乗りサイズのコミュニケーションロボット・ｽﾀｯｸﾁｬﾝと一緒にロボットのいるくらしを始めてみませんか？

2021年に誕生したｽﾀｯｸﾁｬﾝは、ソフトもハードも全てオープンソース。
そのため、多くの方が思い思いのMYｽﾀｯｸﾁｬﾝを自作しています。

「自作をしてみたいけどハードを作るのがちょっと難しそう…」という方や、「コミュニケーションロボットを手軽に作りたい！」という方に朗報です！

アールティはこの度、ｽﾀｯｸﾁｬﾝの組み立てキット2種を7月末に発売します！
本日よりアールティロボットショップにて予約受付を開始しました。

2023年7月27日追記
2023年7月27日（木）より発売を開始しました！

2023年11月7日追記
こちらの製品は完売しました。現在、後継機を検討中です。販売開始時期等は決まり次第お知らせします。後継機をお楽しみに！

ｽﾀｯｸﾁｬﾝってなに？
製品概要
開発者からのコメント
予約販売開始
ｽﾀｯｸﾁｬﾝお誕生会に参加しませんか？

ｽﾀｯｸﾁｬﾝってなに？

ｽﾀｯｸﾁｬﾝは、アールティ所属エンジニア・ししかわが開発＆公開している、手乗りサイズのコミュニケーションロボットです。

「誰もが気軽にロボットのいるくらしを体験してほしい。あわよくば…自分の手で作ってほしい！」そんな願いを込めて、2021年からｽﾀｯｸﾁｬﾝの開発を始めました。
「全てをオープンにする」という方針のもと、ｽﾀｯｸﾁｬﾝの設計データやソフトウェアのソースコードをすべてGitHubで公開しています。
引用元：アールティ　ヒューマノイドロボットブログ「ｽﾀｯｸﾁｬﾝ研修を始めます」

ｽﾀｯｸﾁｬﾝはその名の通り、M5Stack（※）を使っているロボットです。

※M5Stack
M5Stack（エムファイブスタック）は、約5cm×5cmの正方形のケースの中にWi-FiとBluetoothによる無線通信機能を備えたCPU（ESP32）をはじめ、カラー液晶ディスプレイ・プッシュボタン・スピーカ・microSDカードスロット・バッテリーなどの周辺部品がひとつのモジュールにまとまっている、小型のマイコンモジュールです。
引用元：Device Plus

ｽﾀｯｸﾁｬﾝ自身の機能はシンプルながら、応用のしかたは無限大！
M5Stackのユニットや様々な外部APIとの連携方法は、サンプルコードの形で提供しています。

瞬く間にTwitterや海外メディアなどで「カワイイ！」と注目されて評判になり、自作のオリジナルｽﾀｯｸﾁｬﾝを作って公開するコミュニティが自然に出来ました。

アールティも、そのコミュニティの一員として今回ｽﾀｯｸﾁｬﾝ　アールティVer. β版を発売することにしました。

キットを製品化するに至った経緯は下記ブログをご覧ください。
アールティヒューマノイドロボットブログ「ｽﾀｯｸﾁｬﾝ製品化研修を始めます」

製品概要

今回の組み立てキットには、ｽﾀｯｸﾁｬﾝには欠かせないM5Stackも入ったフルキットと、M5Stackが入っていないキットの2種類があります。

M5Stackを既にお持ちかそうでないかで、2種類のどちらかをお選びください。
サーボやバッテリも入った「全部入り」のため、届いた日からｽﾀｯｸﾁｬﾝの組み立てを始められます。

セット内容

ｽﾀｯｸﾁｬﾝ　アールティVer. β版　フルキット

ｽﾀｯｸﾁｬﾝ　アールティVer. β版　M5なし

・ｽﾀｯｸﾁｬﾝ外装一式
・640mAhバッテリー ×1 　

・サーボモータSCS0009 ×2 （原点調整済み、内1つはID書き込み済）
※他の方が販売するキットとモータの種類が違うため、M5Burner等に公開されているプログラムと互換性がない場合があります。

・ｽﾀｯｸﾁｬﾝ用基板 ×1
・組み立て用のねじ一式
・コミュニティ等の案内があるカード
・M5Stack Basic（ｽﾀｯｸﾁｬﾝが首を振るプログラムを書き込み済）※フルキットのみ

ご購入いただいた方にオリジナルステッカー（オレンジ色）をプレゼント！
※画像はイメージです

こんな人におすすめ！

ｽﾀｯｸﾁｬﾝ開発を始めてみたい電子工作初心者の方
コミュニケーションロボットを使ったシステムを試作したい方

組み立て・開発時に便利なポイント

・はんだ付け不要で簡単組立て
?・JavaScriptでプログラミングが可能
・ChatGPT連携のサンプルアプリを用意 ※
?・M5Stackの様々なセンサに対応※
（※ご自身でプログラムを書く必要があります）

ChatGPTと連携し、お喋りするｽﾀｯｸﾁｬﾝ

サンプルプログラム

ｽﾀｯｸﾁｬﾝと会話できるサンプルプログラムがGitHubで公開されています。
※アールティが提供しているものではありません。

コミュニティ

活発な開発者コミュニティで作品を公開しましょう！
質問や疑問点があれば、下記コミュニティでどんどん聞いてください。

Twitter　「#ｽﾀｯｸﾁｬﾝ」で検索！（可愛いｽﾀｯｸﾁｬﾝを沢山見ることができます）
Discord 　招待URL

（2023年7月10日追記）AIｽﾀｯｸﾁｬﾝは作れない？

M5Stack Basicにはマイクが搭載されていないため、単独で動作するAIｽﾀｯｸﾁｬﾝにはできませんが、外部PCと連携することでAIｽﾀｯｸﾁｬﾝを動作させることが可能です。これはM5Stack Basicでも動きます。（GitHubページ）

※外付けのマイクユニットを挿すことで動作は可能かもしれませんが、プログラム側が現在未対応です。（M5Stack用PDMマイクユニット）

開発者からのコメント

アールティは近年「Foodly」という食品工場向け人型協働ロボットが話題になっていますが、過去には人とハグができる着ぐるみロボット「ネコ店長」を作るなど、コミュニケーションロボットを一つのアイデンティティとする会社です。

そんなアールティからｽﾀｯｸﾁｬﾝを販売するのは「ロボットのいるくらしを実現する」というアールティのミッションにも通じてとても意義があることだと考えています。
ｽﾀｯｸﾁｬﾝの普及を通じて、国内外のコミュニケーションロボット開発の文化醸成に貢献できれば幸いです。

一方、ｽﾀｯｸﾁｬﾝはオープンなコミュニティを特徴としています。
特定の個人や企業だけがロボットの開発をするのではなく、全員がユーザであり開発者にもなれる関係性を目指しています。
「個人開発者がハードウェアに独自の改良を加えて、キットとして販売する」という文化はまさに目指している姿であり、いつも楽しみに見ています。

「ｽﾀｯｸﾁｬﾝ　アールティVer.」は、生みの親の私が開発に携わっていますが、「公式」とは銘打っていません。これも数あるｽﾀｯｸﾁｬﾝの一つとして迎えていただければと思います。
これからもぜひみなさんが「わたしの考えた最強のｽﾀｯｸﾁｬﾝ」を作って、その成果を広めてほしいと願っています。

もちろん「ｽﾀｯｸﾁｬﾝ　アールティVer.」も、これからもさらなる改良を続けていきます。
一緒にワイワイ楽しく作っていきましょう！