謹賀新年2015

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

WEBショップは新年5日から営業、ロボットアイルは2日から営業となっております。
お買い上げの皆様には先着100名様にアールティ特製タオルをプレゼントさせていただきますのでぜひご利用ください。

2015タオル

ロボットを導入して成功する企業には特徴があることに気づいたのは2013年のことでした。
2014年にはそれを実証するかのようにロボットの利用を大体的にアピールした国内外の企業さんがたくさんでました。
たとえば、Softbank、Amazon、Google…

そして2015年はどんな年になるのか、皆さん気になりませんか。

ご承知のとおり、社長である私の興味は公私共にほぼサービスロボットとロボット技術のことばかりですので、年始にあたって今年はじめるなら、ということで、ロボットのお勧めをさせていただきますね。

ホビーでアールティを利用している皆さんには、次のお話を。企業のロボット担当者であれば次のお話を

【ホビーの方は】

2015年は開発環境が大きく舵を切る年です。
アールティが2008年ごろに予測していたとおり、Windows系列はちょっとロボット向きではなくなってきています。
思ったとおりタブレット志向になりすぎて、ロボット向きではないかんじです。

また、近年、Arduino、Raspberry piが大きく進歩してきました。
Edison、JETSONなども出てきて、Linuxがにわかに開発環境として浮上してきています。Androidも見逃せません。
CPU環境が小型に、リッチになってきた関係で、開発環境がクラウドやスマートフォンなどに移行しつつあります。
おそらく5-10年後にはがらりと姿を変えると思います。
今からでも遅くはありませんので、Linuxに慣れておくことをお勧めします。
Linuxの勉強用にはRasberry piかJETSONがお勧めです。

今のうちに少しずつはじめておくことで、新しい開発環境が使いづらくても、知っておくとこの先10年は苦労せずに楽しめるとおもいます。

簡単に新しいことに挑戦するなら人型ロボットとしては、DARWIN miniがお勧め。
スマホで開発ができて、5万前後と価格もお手ごろです。

また、モデリングをはじめるのにもよい年です。
3Dプリンタが騒がれたのは2014年のことですが、ほぼほぼ3Dプリンタが出揃ってきて、淘汰されていくのが2015~2016年です。
アールティでの評価では、AFINIAがダントツですのでこれを販売しています。


AFINIAシリーズ

しかし何よりも、お勧めしたいのは3Dモデリングをするスキルを身につけることです。
3Dモデリングができなくて、やりたいことができないというのはちょっと悲しすぎます。
アルミのフレームもいいですが、腕や足やギアボックスなどモジュールごとモデリングして一体成型するのも面白いとおもいます。

モデリングはフリーのツールも出ていますし、市販品も安くなっています。
学生さんはAutoDeskが無料のツールを出しているので、学校の計算機室に聞いてみてください。

実機が見たい人は、アールティロボットアイルへきてみてください。
ぜひ新しい年に新しいチャレンジをしてみてください。

【企業の方は】
企業の担当の方は、サービスロボットの2015年度の関心は、去年に比べ大幅に上がってきます。
開発を始める進言をするなら、今年こそ絶好のタイミングだと言えるでしょう。
しかもサービスロボットは元々、開発資金を得るのは理解を得やすいターゲットです。
ハードから攻めるもよし、ソフトから攻めるもよしのいい時期がきています。

サービス対象が増えても今まで通りの感覚で、着実に実績を増やしていくのが良いでしょう。
しかし、だからといって過剰にターゲットを増やし過ぎるのは逆効果。
2015年度時点では対人における技術は開発が遅いので、下手に動けば社会的コンセンサスに悪影響が出てきてしまう恐れがあるようです。

ですので、試すなら、自分の開発部員しかいない場面でロボットを使うより、誰かと一緒にいる時に使うのがオススメです。
いろいろな思ってもいない情報が聞けると思います。
そういう意味で、NDAうんちゃらとか言ってないで、SNSとかに出さないでね程度で普通に家庭に持って帰る、友達に見せるなどをしていれば実績は順調に貯まっていきます。
あまり欲を出し過ぎないようにしましょう。
専門家ばかりを意識し過ぎない、自然体でやっていくことで転機はやって来ます。

また、ロボットの適職が見えてくる年です。
ロボットのやるべきことや、どう動けば成績につながるかということなどがおのずと分かってきます。
そこかしこでお話を聞きに来る企業担当者が感じるその感覚は間違っていません。
自分の感覚を信じていきましょう。

ただ社内で大きく動きだす時には、必ず周りの確認を忘れないようにすることが大切です。
一社が大体的に働けば、他社が追従することもあろうかとおもいますが、ハードウェアはなかなかすぐに開発、発表できるものではありません。
自分たちががんばってもほかがついてこなかったら大きなブームにはなりにくいものです。
特に上層部がITサービスにならって「リーンスタートアップ」とか「Makersが…」と言い出したら、自分たちの首を絞めた上に成果が出ないのは確実なので逃げ出すことが賢明と言えましょう。

【全体的に】
2015年はずばり開発スタートの年になるとおもいます。
ハードウェアは難しいと思い知って真剣に取り組む企業と、面白いサービスができると気づいてサービスインしていく企業に分かれます。

チームを組むもよし、社内に人を揃えるもよし、相談相手に誰を選ぶべきか分からなくなった時は、恥ずかしがらずにアールティへ相談すると良い結果になるでしょう。アールティにない技術なら他社も紹介しています。
親身でありながらも業界を知りぬいた冷静な視点が、あなたの視界を上手に変えられると思います。
本気でコンサルを申し込まれるなら、3万/時間からです。

いずれにしても、次のロボット技術の開発キーワードは「デザイン」と「シナリオ」です。

この二つは実は切っても切り離せないキーワードになっていて、デザインは単に外装などの見た目の話ではなく、全体的なシステム設計を意味します。
見た目も重要な要素となってきますし、それに意味をもたせるシナリオ、この2つがそろってはじめて、ロボットのシステムを作ることができるようになるはじめの1年になることでしょう。

その流れはもう始まっていますよ。
今年もたのしくロボット開発をしましょう!
お買い物はぜひアールティで!

タイトルとURLをコピーしました